阪神で大量5コーチが退団、元助っ人の日本球界復帰も 首脳陣改変の動き活発に
日本ハムなどで活躍したセギノール氏が西武の国際業務担当に
宮崎で行われていたフェニックスリーグが1日で終わり、2日は来季に向けた首脳陣改変の動きが相次いだ。阪神、DeNA、日本ハムの3球団が今季限りで退任するコーチを発表、立浪新監督体制に移行する中日は新たに5人と契約を結んだと発表した。
阪神は清水雅治ファーム野手総合コーチ、山田勝彦ファームバッテリーコーチ、高橋建ファーム育成コーチ、中村豊ファーム外野守備走塁コーチ、平野恵一ファーム打撃コーチが今季限りで退団すると発表。今季、阪神2軍は3年ぶり17回目のウエスタン・リーグ優勝を果たしたものの、大幅刷新を行う模様だ。
巨人は石井琢朗3軍野手コーチ、片岡治大3軍野手総合コーチから退任の申し出があり、今季限りで退団すると発表した。石井コーチは広島、ヤクルトのコーチを経て2020年に巨人入り、1軍野手総合コーチを務めていたが10月になって3軍に担当替えとなっていた。片岡コーチは引退直後の2018年から4年間、2軍内野守備などを担当した。
DeNAは藤岡好明2軍投手コーチの退団を発表した。ソフトバンクを皮切りに日本ハム、DeNAと移籍し昨オフに現役引退。コーチとしては1年間の在籍となった。
楽天は2日、2軍投手担当の館山昌平コーチ、育成守備走塁担当の酒井忠晴コーチに来季のコーチ契約を行わないと通告したと発表した。館山氏は2019年までヤクルトで17年プレーしたのち、楽天入りし2年間投手コーチを務めた。酒井氏はBCリーグの福井で監督を務め、2015年に現役晩年を過ごした楽天へコーチとして入団していた。
また、日本ハムは鶴岡慎也バッテリーコーチ兼捕手の退団を発表した。鶴岡は日本ハムからソフトバンク、再び日本ハムと渡り歩き今季が19年目。2019年からは兼任コーチを務めていた。
新たな顔ぶれが見えた球団もある。中日は元阪神コーチの片岡篤史氏と来季の2軍監督、現役を引退したばかりの山井大介氏と投手コーチとして契約したと発表した。さらに、すでに就任が発表されている西山秀二バッテリーコーチ、大西崇之外野守備走塁コーチ、中村紀洋打撃コーチ、森野将彦打撃コーチとの契約も完了している。
グラウンド外でも動きがあった。西武は日本ハムなどで活躍したフェルナンド・セギノール氏と国際業務担当(駐米)としての契約を結んだと発表した。外国人選手の獲得調査などにあたるとみられる。現役引退後は巨人やカブスなどでスカウト業務についていた。
(Full-Count編集部)