名捕手ポージーが突然の現役引退 米球界衝撃「本当に悲しい」「泣いちゃダメ」
通算打率.302、1500安打でジャイアンツを3度のWS制覇へ導いた
ジャイアンツのバスター・ポージー捕手が今季限りで現役引退すると米メディア「ジ・アスレチック」が伝えた。4日(日本時間5日)に正式表明するという。強打の名捕手の突然の引退について、サンフランシスコ・クロニクル紙は公式ツイッターで「時代の終焉:ジャイアンツのバスター・ポージーが引退する」と伝えた。
34歳のポージーは2008年ドラフト1巡目(全体5位)でジャイアンツ入り。09年にメジャーデビューし、10年に新人王、12年には首位打者とMVPに輝いた。コロナ禍の昨季は出場辞退したものの、今季は113試合出場し、打率.304、18本塁打、56打点をマーク。球界を代表する捕手として、チームを3度のワールドシリーズ制覇へ導いた。オールスター戦には7度選出。メジャー通算1371試合出場し、打率.302、1500安打、158本塁打、729打点。
サンフランシスコ・クロニクル紙のコラムニスト、ヘザー・ナイト氏は「引退するなんて本当に悲しい! なんてキャリアだ。サンフランシスコにとってなんて喪失だろう」と惜しんだ。ジャイアンツ傘下3Aのサクラメント・リバーキャッツも公式ツイッターで「泣いちゃダメ、泣いちゃダメ、泣いちゃダメ」とツイートした。
来季契約は年俸2200万ドル(約25億円)の球団オプションとなっていた。全国紙USAトゥデイのボブ・ナイチンゲール記者は「2200万ドルや殿堂入り資格を積み上げることから離れ、妻と美しく若い家族と一緒に生活するために引退した」と伝えた。米メディア「CBSスポーツ」のダニー・ビエッティ記者は「いつかオラクル・パークの外に銅像が建てられるだろう」とツイート。突然の引退に衝撃が走っているようだ。
(Full-Count編集部)