オリ山本由伸が語る大谷翔平と野球の“未来” 二刀流の活躍で「夢持てる子が増える」

エンゼルス・大谷翔平(左)、オリックス・山本由伸【写真:AP、荒川祐史】
エンゼルス・大谷翔平(左)、オリックス・山本由伸【写真:AP、荒川祐史】

五輪でますます実感「野球の素晴らしさが伝わっていれば」

 オリックスの山本由伸投手が、世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のインタビューに応じ、大リーグのエンゼルスで“投打二刀流”として活躍する大谷翔平投手について言及した。同連盟が公式YouTubeで紹介した動画で「大きな夢を持てる小学生、中学生が増える」と球界に与える好影響を口にするとともに、自身のプレーを通じても野球人口の増加に尽くしたいとしている。

 山本がオリックス入りしたのは2017年。大谷と日本球界での在籍は1年しかかぶっていない。東京五輪で金メダルを獲得するなど、今や日本のエースと言われる存在に成長した山本の目に、大谷はどう映っているのだろうか。

「日本の野球には日本の良さがある。その中で大谷さんがあれだけの活躍をしていると、僕もすごくうれしい気持ちになりますね。大谷さんがメジャーリーグで二刀流で成功というか、打撃も投手もどちらも凄い成績が残っているので、そういう選手が出てくるとまた大きな夢を持てる小学生、中学生も増えてくる」

 二刀流のような魅力的なプレーを見ることで、子どもたちの夢が大きく広がっていくことを願う。もちろん今季パ・リーグで“投手5冠”と圧倒的な力を見せた自身の投球も、子どもたちの夢になり得ると知っている。

「野球にあまり興味のない子どもがやってくれたら、野球人口が増えてくれたら嬉しく思います。野球を始めたり、今やっている皆さんも大きな目標をもって、一緒にやっていけたらと思います」

 野球で1つになれるという経験は、金メダルを獲得した今夏の東京五輪が大きかった。

「注目度も違って、応援してくれる方がたくさんいて力になりましたね。(観客がいるのと)やっぱり雰囲気は違うんですけど、1試合1試合熱く戦えましたね。野球に普段興味のない方も五輪は応援してくれる。反響も凄くて、野球のすばらしさだったり、少しでも伝わっていれば、少しでもエネルギーになれば嬉しいなと思っていましたね」

 さらに、今後の自身の“進化”をこう宣言している。

「自分の中には大きな目標も小さな目標もたくさんある。それをひとつずつクリアして、理想の姿に近づけたらと思います」

(Full-Count編集部)

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