鷹・藤本新監督が感じていたオリックスとの差 V逸に繋がったチームの課題とは?

ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】
ソフトバンク・藤本博史監督【写真:福谷佑介】

秋季キャンプ第2クールからケース打撃をメニューに取り入れたのは?

 ソフトバンクは9日、宮崎秋季キャンプ第2クール初日からケース打撃を練習メニューに取り入れた。様々な走者を置いた状況により、バントやヒットエンドラン、右打ちなどの作戦に対応する練習で、藤本博史新監督は「オリックスはそれが長けているから今年優勝できたと思っている」と説いた。

 ゲームの局面を打開するありとあらゆる作戦。藤本新監督はその重要性を感じ、来季に向けた土台作りと位置付ける秋季キャンプでもケースバッティング練習を実施した。この日は打撃投手のボールを打ったが、第3クールでは実際に投手がマウンドに立って、より実戦に近い形で行われる予定となっている。

 2軍監督として見ていた1軍の試合で課題として感じていた。この日も打撃投手相手に一発で作戦が成功しない場面もあり「バッティングピッチャーが投げて失敗するようじゃ、本当の投手ならほぼ失敗ですよ。今日はまだ形の意識づけでやったけど、形できてないやつもいる」と、藤本監督はレベルアップを求めた。

 今季は優勝したオリックスと同じリーグトップのチーム打率.247をマークし、得点はオリックスよりも多い564得点を奪った。それでも、リーグ4位に沈み、クライマックスシリーズ進出も逃すことに。その要因の1つが、1点差ゲームでの勝敗。オリックスが20勝13敗だったのに対し、ソフトバンクは8勝19敗。今季は接戦で競り負けることが多かった。

「小技というところでオリックスは長けていたから、今年優勝できたと思っている」

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY