坂本勇人は「こんな強引だったっけ?」 専門家が指摘した復調ポイントとCS突破条件

巨人・菅野智之【写真:荒川祐史】
巨人・菅野智之【写真:荒川祐史】

菅野は2018年にCS史上初の大記録達成「勝つことは最低限、流れと雰囲気を変えたいところ」

 一方、11日の第2戦の先発は、中4日の菅野智之投手だ。レギュラーシーズンは故障がちで6勝7敗、防御率3.19に終わったが、CSは6日の阪神とのファーストステージ第1戦で、7回98球2安打無失点の快投を演じた。

 CSでの菅野の凄さは、野口氏も目の当たりにしたことがある。現役引退後の2018年、ヤクルトの1軍バッテリーコーチとしてリーグ2位躍進に貢献するも、3位の巨人とのファーストステージ第2戦では、先発した菅野にCS史上初のノーヒットノーランを食らったのだ。与四球もわずか1の“準完全”。この1戦であっさり敗退も決まった。

「アドバンテージを含めて0勝2敗となった巨人がここから巻き返すのは、かなりキツイ。菅野にとって、勝つことは最低限。願わくは、あの時のノーヒットノーランくらい圧倒的な投球で、流れと雰囲気を変えたいところです」と指摘する。

 巨人には昨季まで2年連続リーグ覇者だった意地があり、2年越しの日本シリーズ8連敗という“借り”もある。CSの段階でそう簡単に敗退するわけにはいかない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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