ロッテはマーティン、角中らが雪辱果たせるか パCS第3戦の鍵を握る左打者
オリックス先発の山崎颯は対左打者の被打率が.284
オリックスとロッテが戦う「パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージは12日、京セラドームで第3戦が行われる。オリックスは山崎颯一郎投手、ロッテは岩下大輝投手が先発。オリックスが王手をかけて戦う第3戦で両チームの鍵を握るのは誰になるだろう。
今季、後半戦に入って先発の一角を任されるようになった山崎颯。9試合に登板して2勝2敗、防御率3.69。ロッテ戦は2試合に投げて1勝0敗、防御率2.31だった。ロッテ打線で右腕を打っているのは角中で対戦打率.400。佐藤都、加藤、マーティン、山口らも打っているが、対戦打席数が少ない。ただ、右打者の被打率.164に対し、左打者は.284となっており、崖っぷちのロッテは左打者がキーマンとなりそう。
一方のロッテの先発・岩下は前半戦だけで8勝をマークしながら、後半戦は勢いを失い、未勝利に終わった。ただ、オリックス戦は得意にしており、今季は3試合で2勝0敗、防御率2.45だ。オリックス打線で岩下と好相性なのは、主砲の杉本。打率.400で本塁打も1本放っている。また、ロッテ戦自体を大得意にしており、シーズン中は打率.430、13本塁打。このファイナルステージでも第2戦で決勝2ランを放った。また、伏見も4打数2安打の打率.500としている。
オリックスはこの第3戦に勝つか、引き分ければ、日本シリーズへの進出が決まる。一方のロッテは負けどころか引き分けも許されず、突破するにはここから4連勝するしかない。一気にオリックスが押し切るか、ロッテは一矢報いるか。勝負の行方に注目だ。
(Full-Count編集部)