菊池雄星や鷹マルティネスも候補? 鉄壁カージナルスは“グラウンドボーラー”に興味

ソフトバンクのニック・マルティネス(左)とマリナーズからFAとなった菊池雄星【写真:藤浦一都、AP】
ソフトバンクのニック・マルティネス(左)とマリナーズからFAとなった菊池雄星【写真:藤浦一都、AP】

史上初のゴールドグラブ賞で5部門を占拠

 鉄壁守備を誇るカージナルスが、シンカーを武器にするスティーブン・マッツ(ブルージェイズからFA)とアレックス・コブ(エンゼルスからFA)の両投手に関心を示していると、地元紙「セントルイス・ポストディスパッチ」が伝えた。今季までソフトバンクでプレーしたニック・マルティネス投手についても「様々な候補も検討されている」と名前が挙がっている。

 多くの球団はスピンレートや奪三振率にとらわれている時代だが、内野3人を含む史上初めて5人がゴールドグラブ賞に輝くなど高い守備力を誇るカージナルスだけに「四球率やゴロ率といった別の指標を投手補強の基準としてチェックしている」とした。

 カージナルスのマイク・ガーシュGMは「非常にたくさんのゴールドグラブ受賞者の前でゴロを打たせる投手がプレーするのは悪くない。大きな球場で(外野に)2人ゴールドグラブ受賞者がいる中、フライを打たせる投手がプレーするのも悪くない。打球の弾道に注目するよりも、四球を出さないことに注目したいと考えている。四球を守備で守ることはできない。私たちは球界全体とは少し違うところに焦点を置いている」と説明した。

 また米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は、FA市場に出ている他のゴロを打たせる投手として「アレックス・ウッド、クレイトン・カーショー、ジョン・グレイ、ユウセイ・キクチなどがいる」と言及した。

(Full-Count編集部)

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