マイナーリーガーに家具付き住宅を提供 来季から実現、待遇改善をMLBが発表

米大リーグ機構がマイナーリーガーの待遇改善についての声明を発表【写真:AP】
米大リーグ機構がマイナーリーガーの待遇改善についての声明を発表【写真:AP】

2021年には賃金増や施設改善を実現、次のステップへ

 米大リーグ機構は18日(日本時間19日)、議論が続いてきたマイナーリーガーの待遇改善について声明を出した。公式サイトで伝えたところによると、2022年から各レベルの9割以上の選手に対し、親球団の負担で家具付きの住宅提供を開始予定だという。

「MLBがマイナーリーグの新しい住宅供給ポリシーを発表」とした報道によれば、年俸10万ドル(約1140万円)以上の契約を得る一部の選手を除き、マイナーリーグのチームに属してプレーしている期間や春季キャンプの期間中、球団から住宅が提供される。

 さらに「マイナーリーガーたちの長年に渡る問題を解決することが目的であり、この方針はオーナーたちによる次の献身の段階だ」としている。

 一連の施策は、2021年に実現した賃金増や施設の改善、シーズン中の遠征削減に続くもの。大リーグ機構の編成部門の副責任者、モーガン・ソード氏は「新しいシステムの中で、オーナーたちはマイナーリーガーの給与を38~72%アップさせ、施設を改善し、より良いクラブハウスの環境を提供した」と振り返っている。

(Full-Count編集部)

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