大阪桐蔭1年生左腕の“自覚” 監督の「伸び伸び投げて」に「その段階ではダメ」

2番手として登板した大阪桐蔭・前田悠伍【写真:中戸川知世】
2番手として登板した大阪桐蔭・前田悠伍【写真:中戸川知世】

西谷監督「まだ1年生なので。のびのび自分の持ってる力を出してくれれば」

 2017年以来、4年ぶりの明治神宮大会出場となった大阪桐蔭。21日に行われた初戦・敦賀気比戦では1年生・前田悠伍投手の好救援もあり8-4で勝利した。6回2安打10奪三振無失点の快投を見せた左腕だが「(西谷監督から)のびのび投げていけ、と言われてる段階ではダメだと思う」と慢心することはなかった。

 度胸満点の投球を見せた。3-4の4回から2番手で登板すると、最速144キロの直球とチェンジアップ、スライダーなど緩急も織り交ぜ二塁すら踏ませない快投。5回は中軸を3者連続三振に仕留めるなど10三振を奪いマウンドで躍動した。

 全国デビューとなった1戦だが「気負い? それはなかったです」と涼しげな表情。先発での登板ではなかったが「いつでも準備はしていたので。いつマウンドに上がってもいいいように」と振り返った。

 試合の流れを変えた1年生左腕の快投に西谷浩一監督も「まだ1年生なので。のびのび自分の持ってる力を出してくれれば。神宮球場で投げていい勉強ができたと思う。大舞台でしっかり投げてくれた」と労ったが、すでに自覚十分の前田は少し違ったようだ。

「まだ、(西谷監督に)『のびのび投げていけ』と話されているので。まだその段階ではダメだと思うのでもっと上を目指していきたい。この冬に一から鍛えていこうと話をしている。何もかもレベルをしっかり上げていければ」

 全国大会で上々の“お披露目”となったが本番は来春の選抜大会。スーパー1年生は満足することなくその先を見据えている。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

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