入団から1年で体重10キロ増 西武ドラ7が語るルーキーイヤー「もっとホームランを…」
仲三河優太は大阪桐蔭でロッテ藤原や中日根尾の2年後輩
“山賊打線”と呼ばれた強力打線が鳴りを潜め、2021年シーズンは42年ぶりの最下位に終わった西武。2020年ドラフト7位で入団した仲三河優太外野手は今季2軍で77試合に出場した。19歳の若き大砲候補が大阪桐蔭時代やルーキーイヤーについて語ってくれた。
仲三河は小学2年で野球をはじめ、中学では投手としてU-15日本代表に選出された。その中に、神奈川・東海大相模高から2020年ドラフト3位で西武に入団した山村崇嘉内野手がいた。「他のチームの選手と一緒に練習して、短時間でしたけど上手くなれた気がします。自分たちの練習とは違うストレッチやキャッチボールを見ていて面白かったですし、勉強になりました。山村は中学の時から有名でした。身体が大きくて驚きました」。
高校は強豪の大阪桐蔭に進学。入部した時の3年生には藤原恭大外野手(ロッテ)や根尾昂内野手(中日)ら超高校級選手が揃い、甲子園春夏連覇を成し遂げた。初めて練習に参加した日は選抜準決勝の前日。テレビカメラが30台以上設置された光景に圧倒された。
「かっこいいなあと思いました。僕の中で3年生はスーパースター。1年生の時にベンチに入ることができたので、藤原さんや根尾さんにバッターの心理や、野球に対する思いを聞くことができました。当時はピッチャーでしたが、バッティングにも興味があったので『どうやって打っているんですか』と積極的に聞きました」
エース候補として期待されていたが、肩の怪我などがあり野手に転向。「野手として結果を出さなければ」と焦りもあったが、憧れの先輩と同じように聖地で活躍することを目標に取り組んだ。しかし3年時の選抜、夏の甲子園はともに新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になり、その目標は叶わなかった。