佐々木麟太郎ら「2005年世代」は大物揃い 神宮大会を席巻、すでに黄金世代の予感

広陵・真鍋慧、花巻東・佐々木麟太郎、九州国際大付・佐倉侠史朗(左から)【写真:荒川祐史】
広陵・真鍋慧、花巻東・佐々木麟太郎、九州国際大付・佐倉侠史朗(左から)【写真:荒川祐史】

花巻東・佐々木、広陵・真鍋、九州国際大付・佐倉の1年生が豪快アーチ揃い踏み

 第52回明治神宮野球大会は23日、東京・神宮球場で高校の部の準決勝2試合が行われた。第1試合では広陵が花巻東に10-9で打ち勝ち、第2試合では大阪桐蔭が九州国際大付に9-2で7回コールド勝ち。この準決勝2試合はスーパー1年生の活躍が目立った。

 まずは花巻東・佐々木麟太郎だ。広陵戦に「3番・一塁」で先発出場し、7回2死一、三塁で左越え2点二塁打。低めの変化球を逆方向へ飛ばした。続く8回2死一、二塁では同点の右越え3ランを放ち、スタンドを沸かせた。3回2死二塁で左足付近に受けた死球を物ともせず、6回先頭の右前打と合わせて3安打5打点の大暴れだった。

 無念の準決勝敗退となったが、10打数で2本塁打を含む6安打9打点。全国デビューで強烈なインパクトを残した。その花巻東に打ち勝った広陵では1年生4番の真鍋慧(けいた)が存在感を示した。2-1で迎えた2回2死一、二塁で右越え3ラン。初優勝をかけた大舞台での躍動も期待される。

 準決勝の第2試合も1年生も活躍が光った。大阪桐蔭の最速145キロを誇る前田悠伍投手は7回4安打2失点で完投。ソロ2本を許したものの、7奪三振と力投した。九州国際大付は1年生4番・佐倉侠史朗内野手が待望の神宮初アーチ。2回先頭で外角直球を捉え、右翼席へ運んだ。

 25日に行われる決勝では広陵、大阪桐蔭の甲子園常連校が激突。ともに勝てば初優勝となるが、広陵・真鍋、大阪桐蔭・前田ら1年生の活躍にも注目していきたい。

(Full-Count編集部)

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