なぜ筒香嘉智は単年契約で残留? 低リスクで長打力…地元メディアが“利点”を分析

パイレーツ・筒香嘉智【写真:Getty Images】
パイレーツ・筒香嘉智【写真:Getty Images】

単年4億6000万円でパイレーツ残留と現地メディアが相次いで報道

 パイレーツからFAとなっていた筒香嘉智外野手が、単年400万ドル(約4億6000万円)で残留に合意したと現地で相次いで報じられた。米メディアでは、単年契約が筒香にも球団にもメリットをもたらすとの見方を示している。

 地元の「DKピッツバーグ・スポーツ」は、筒香が1年契約を望んでいた点に触れ「もし今季のパイレーツでの活躍を繰り返すことができれば、来年さらに大きな額の契約に向けてお膳立てできるかもしれない」と強調。8月に加入して以降、43試合で打率.268(127打数34安打)8本塁打25打点をマークした打棒が継続できれば、2023年以降の大型契約につながると指摘した。

 球団のベン・チェリントンGMが意向を示しているように、一塁での起用がメインになる可能性が高い。今季99試合出場したコリン・モラン内野手とポジションがかぶるものの、ナ・リーグでも指名打者制が導入されそうな情勢を踏まえ、出場機会は確保できると見通した。

 MLB公式サイトでパイレーツ番を務めるジェイク・クルーズ記者は「長打力の低いチームが、なかなかのパワーを持った選手と手頃な契約? 明日に向けて感謝すべきことかもしれない」とツイート。筒香の残留がもたらす利点を挙げた。一方で、米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」では、単年400万ドルは球団にとっても低リスクであると指摘。期待通りの成績でなければ「夏のトレード期限に駒として使うかもしれない」との可能性にも触れた。

(Full-Count編集部)

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