2つの動画が1つに見える“超常現象” メッツ・デグロムは「ロボットだ」「人間じゃない」

メッツのジェイコブ・デグロム【写真:Getty Images】
メッツのジェイコブ・デグロム【写真:Getty Images】

フォーム、球筋、スピード、コースと高さ、全てがほぼ一致している

 今季故障離脱するまで7勝2敗、防御率1.08と圧倒的な成績を残したメッツのジェイコブ・デグロム投手。精密機械のような正確無比なコントロールが改めて話題となり、ファンからは「既にロボット投手がいたようだ」「常軌を逸している」などと驚愕コメントが相次いでいる。

 6月21日(日本時間22日)のブレーブス戦に先発したデグロムは5回を1安打無失点の好投で7勝目をあげた。「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏は初回、先頭のロナルド・アクーニャJr.に投じた2球に着目。100マイル(約160.9キロ)でファウルを、そして101マイル(約162.5キロ)で空振りを奪った投球動画を自身のツイッターに2枚重ねで投稿した。映像を見る限り、フォーム、球筋、投じたコース・高さいずれも寸分たがわぬ正確さで、とても動画を2つ重ねているとは思えない。

 ファンは「4回見て初めて重なっているって気付いた」「ロボット審判を求めてきたけど、既にロボット投手がいたようだ」「魔法」「おいおい、1球だけじゃないか」「彼の一貫性は非現実的だ」「人間じゃない」「常軌を逸している」「2球目はどこ?」「文字通り完璧に同じ場所だ。ありえない」「彼はロボットだ」と驚きの声を寄せている。

 投手の制球力を示す指標の一つである「K/BB」(奪三振÷与四球)は3.5を超えると優秀とされ、NPBでは沢村賞を受賞したオリックス山本由伸投手が5.15(206奪三振÷40四球)と出色の数字を示した。一方、デグロムは驚異的な13.27(146÷11)。その凄さが分かる数字だ。

【動画】デグロムが投じた2球を重ねた結果…まさにロボットのような正確さ

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