ソフト東京五輪金の後藤「7年後の復活を願って待ちたい」 再びの五輪出場に意欲

日本女子ソフトボールリーグの表彰式に登場したトヨタ自動車・後藤希友【写真:荒川祐史】
日本女子ソフトボールリーグの表彰式に登場したトヨタ自動車・後藤希友【写真:荒川祐史】

女子日本リーグ表彰式 シックなドレスで登場

 2021年度の日本女子ソフトボールリーグの表彰式が26日、都内のホテルで行われた。1部の最高殊勲選手(MVP)に輝いたのは、東京五輪の金メダルにも貢献した左腕・後藤希友投手だ。シックな黒のドレスで登場し「7年後の復活を待ちたい」と、パリ五輪では種目から除外されたソフトボールの復活を願った。

 トヨタ自動車に所属する後藤はリーグ戦で9勝3敗、防御率0.83の成績。戸田中央総合病院のジョーダン・テーラー投手と最多勝を分け合い、防御率も2位だった。

 金メダルの後、確実に注目度は増した。「五輪後、応援して下さる方々が凄く増えて、皆さんは勝ってほしいと思って見に来て下さるので、少しプレッシャーに感じました」と言う一方で、やりがいもあった。

「ソフトボールは凄く盛んになってきている。(次回の2024年パリ五輪からは)除外されてしまったけれど、7年後の(五輪での)復活を願って待ちたい。私もソフトボールは素敵なんだということをアピールしていきたい」ソフトボールという競技を、さらに活性化したいと願う。自らもその一助となるつもりだ。

 中学時代の友人がデザイン、制作してくれたというオンリーワンのドレスをまとった剛腕は、自らのプレーで競技に注目を集めていく。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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