大谷翔平とプレーできるのは「魅力的だろう」 CY賞左腕のエ軍移籍を米メディア推奨
「ジ・アスレチック」は大谷と共にチームを助ける投手が「さらに必要」と主張
今季のサイ・ヤング賞左腕ロビー・レイ投手がこのオフにブルージェイズからFAとなり、その去就に注目が集まっている。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は移籍先として、積極的な投手補強を行っているエンゼルスが「魅力的」と伝えている。その理由に大谷翔平投手の存在を挙げている。
10月に30歳になったレイは今季ブルージェイズで32試合に先発し、13勝7敗、防御率2.84、248奪三振をマークした。防御率、奪三振のタイトルを獲得し、サイ・ヤング賞を受賞した左腕を「今オフのFAマーケットで最高の先発投手の一人だ」と記事は評価し、獲得を目指しているとされる球団を検証している。
ブルージェイズがレイとの再契約に注力しているとされる中、その一つに挙げたのがエンゼルスだ。記事は「エンゼルスには、世界がこれまで見た中で最高の選手が2人いるにもかかわらず、プレーオフに出場できていない」と、大谷とマイク・トラウト外野手が在籍しているのに結果を残せていないことを指摘。今季ア・リーグ西地区4位に沈んだ根本的な問題は「質の高いピッチングに欠けていること」と積年の課題である投手力をあげた。
エンゼルスはこのオフに先発右腕ノア・シンダーガード投手、救援左腕アーロン・ループ投手を獲得したが、「ショウヘイ・オオタニと一緒にこの球団を助けることができるエース級の先発投手がさらに必要」と提言。レイは「(エンゼルスが求めている)エース級の先発投手というだけでない。右腕のシンダーガードとオオタニを主としたローテーションを上手く補い、よりパーフェクトに近づけることができるだろう」と主張している。
さらに本拠地のエンゼルスタジアムが投手にフレンドリーであること、所属するア・リーグ西地区は東地区ほど手ごわくないこと、そして大谷とトラウトという世代を代表する才能とプレーできることなどは「魅力的だろう」と述べている。記事によると、レイに関心を示しているのは他にヤンキース、レッドソックス、レンジャーズ、ドジャース、ジャイアンツだという。強力左腕は果たしてどんな決断を下すだろうか。
(Full-Count編集部)