筒香嘉智、一塁レギュラー“当確” パイレーツが再契約を正式発表、ライバルはDFAに
筒香のロースターを空けるため、今季99試合に出場したモランをDFAに
パイレーツは29日(日本時間30日)、FAとなっていた筒香嘉智外野手と契約を結んだことを正式に発表した。1年契約で年俸400万ドル(約4億5000万円)。ベン・チェリントンGMは「ヨシをピッツバーグに引き戻すことができて嬉しく思う」とコメントを発表した。
筒香はメジャー2年目の今季、レイズ、ドジャース、パイレーツと3球団を渡り歩いた。シーズンを通しては81試合で打率.217、8本塁打32打点という成績だったが、パイレーツ移籍後に限れば、43試合で打率.268、8本塁打25打点と活躍。チェリントンGMも「ヨシはパワーを活かした打撃力で築いた豊富な実績を打線にもたらしてくれる」とその能力を高く評価した。
さらには「素晴らしい同僚であり、試合というものをよく理解した洞察力のある選手。我々と共にプレーした短い期間で、彼自身と向き合い選手として成長するための意欲を示してくれた。その特性は、クラブハウスで若い選手たちに良い影響を与えてくれる」とも称え、チーム内に好影響を与える優れた姿勢も見せていると言及した。
来季は主に一塁手として起用される見込みの筒香。パイレーツはこの日、メジャー出場の前提となる40人ロースターの枠を空けるために、今季99試合に出場していたコリン・モラン内野手をDFAにした。一塁手のレギュラー格だったモランを“放出”したことで、筒香の一塁起用はほぼ“当確”。パイレーツの筒香への信頼が窺える動きとなった。
(Full-Count編集部)