「いま初めて話すんだけど…」 川崎宗則、少年時代に“入団お預け”の過去を披露
ハツラツなムネリンも…グラウンドを出れば子を持つ“等身大の父”
明るいキャラクターで、野球界を超えて愛される元ソフトバンクの川崎宗則内野手。メジャーや台湾でもプレーしたムネリンも、今や不惑を迎えて子を持つ父に。野球育成や技術向上を助けるプログラム「TURNING POINT」では、野球を始めた頃に両親との間に起きたエピソードを語っている。
5歳上の兄の影響で、小学1年生のころから野球がしたかったという川崎少年。しかし、地元のスポーツ少年団に入るまで約3年の“お預け期間”があったという。「いま初めて話すんだけど、当時は『何で入れてくれないんだ?』ってことしか考えていなかった」。もどかしかった思いを、懐かしそうに振り返る。
ただ、今となっては両親の思いに寄り添えるように。保護者にとって、少年野球チームをサポートする役割は意外と大変。「僕の勘だけど……」と笑いながら、母は“休息期間”が欲しかったのではと推し量った。ジャケット姿で当時の思い出を語る表情は、野球人というよりパパの穏やかさをたたえていた。