西武・高橋光成が大台超えの1.1億円で更改 来季はアフロ挑戦? 「実は自分の親父が…」

西武・高橋光成【写真:荒川祐史】
西武・高橋光成【写真:荒川祐史】

自己最多の11勝「全然満足はしていない」

 今季開幕投手を務め、来季から選手会長に就任することも決まっている西武の高橋光成投手が3日、埼玉・所沢市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4300万円増の年俸1億1000万円でサインした。(金額は推定)

「チームが最下位の中でも評価していただけた。(球団の渡辺久信GMから)もっともっと上を目指してほしいと言っていただいた。自分もそういう気持ちで、全然満足はしていない」と語った。一方、選手会長就任の抱負は「すいません、正直なところ本当にまだ……人前でちゃんとしゃべれるように頑張りたいと思います」と控えめだった。

 プロ7年目の今季は初めて開幕投手に指名され、3月26日の開幕戦でオリックスを7回2/3、3失点に抑え勝利。今季トータルで自己最多の11勝(9敗)を挙げた。反面、開幕から無傷の5連勝を飾った後、6月に3連敗を喫し、シーズン終盤にも4連敗を喫するなど、好不調の波が激しかった。防御率3.78はパ・リーグで規定投球回数をクリアした14人中13位だった。

「どんどん勝てるのがいいし、防御率は下がるのがいい。でも、ケガなく1年間ローテーションを守ることが、先発として1番大事なことだと思います」。ただ、3年ぶりに完投0に終わったことは心残りで、「今の自分の技量だと、完投するのに140球を超えてしまう。省エネで完投できるようにしていきたい」と目標を掲げた。

 今季は開幕から「黒星がつくまで髪を切らない」とゲンを担いだ結果、人目を引くロングヘアとなって話題に。来季へ向けては既に「アフロにしてみたい」と発言しており、この日も「実は自分の親父がアフロだった。その影響が出てきたのかも」とうなずいた。ファンにとっては安定感を増した投球とともに、楽しみが増えそうだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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