「唯一ロジンの立たない球種」10勝ルーキーが投じた72キロの魔球【名珍場面】

日本ハム・伊藤大海【画像:パーソル パ・リーグTV】
日本ハム・伊藤大海【画像:パーソル パ・リーグTV】

綺麗な放物線を描いた超スローカーブは72キロを計測

 2021年のプロ野球はヤクルトがオリックスを破り、20年ぶりの日本一に輝き幕を閉じた。ペナント、交流戦、クライマックスシリーズ、日本シリーズと熱き戦いを見せてくれた中で今シーズンの「名珍場面」を振り返っていく。今回は度胸満点のルーキーが投じた“超遅球”にスポットを当てる。

 今シーズン10勝(9敗)をマークした日本ハムのドラフト1位ルーキー・伊藤大海投手。東京五輪の侍ジャパンにも選出され金メダルに貢献した。

 ファンの度肝を抜いた1球は8月21日の対楽天戦(札幌ドーム)。0-4の4回2死、楽天・小深田への2球目は綺麗な放物線を描く超スローカーブ。惜しくもボールとなったが、その球速はなんと72キロ。打者の打ち気を削ぐと最後は146キロの直球で一ゴロに仕留めた。

 この場面は「パーソル パ・リーグTV」公式YouTubeでもアップされここまで159万再生を超える反響ぶりとなっている。新人離れした度胸満点の投球にファンも「ダルの面影が出たような気がした」「直球の振りで投げようとしてるの凄い」「何だこのボールは……」「唯一ロジンの立たない球種」と驚きの声を上げていた。

(Full-Count編集部)

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