広島・クロンが韓国SSG入り “大化け”の先輩、元DeNAロマックの背番号「27」継ぐ
大砲として期待も広島では6本塁打に終わり退団
韓国プロ野球・KBOリーグのSSGランダースは4日、新外国人として今季は広島でプレーしたケビン・クロン内野手と契約したと発表した。韓国各メディアが伝えている。契約金15万ドル、年俸60万ドル、オプション25万ドルの総額100万ドル(約1億1280万円)の1年契約。
米カリフォルニア州出身のクロンは今季広島で42試合に出場、打率.231、6本塁打という成績に終わり、2日には自由契約選手として公示されていた。2019年に、3Aでわずか82試合の出場で38本塁打した長打力を日本で発揮することは出来なかった。大リーグ通算でも通算47試合で6本塁打しているパワーヒッターだ。
「韓国日報」の報道によるとSSGはクロンとの契約理由として「体格も良く(身長196センチ)、ボールを飛ばす能力に優れた一塁手。広角に本塁打を量産でき、チームの長打力を最大化してくれる」としている。
SSGでは今季まで5シーズン、元横浜のジェイミー・ロマック内野手がプレー。2016年のDeNAでは30試合で打率.113と活躍できなかったものの、韓国では通算155本塁打する大砲に化けた。SSGはその実績と人気に敬意を表し、ロマックの背番号27を次に活躍が期待される外国人打者に与えたいとしていた。
クロンは球団の“予告”通り、27番をつける。2人には来日前、3Aの本塁打量産球場として知られるリノ(ダイヤモンドバックス傘下)に所属していたという共通点もある。大化けを期待しての獲得と言えそうだ。
(Full-Count編集部)