巨人は12球団最多の残り13枠、燕はあと5人…セ球団の残る支配下登録枠は?

巨人から自由契約となった陽岱鋼【写真:荒川祐史】
巨人から自由契約となった陽岱鋼【写真:荒川祐史】

巨人の支配下選手枠は12球団最多の「あと13」

 2日にNPBから公示された12球団の契約保留選手名簿。これは各球団が来季の契約を結ぶ予定で保留権を持つ選手の名簿となる。ここから外れた選手は自由契約選手として公示され、他球団と移籍交渉を行うことが可能になる。

 では、保留者名簿と自由契約選手が発表になった現時点で、各球団の支配下選手枠がどの程度埋まり、いくつ空けているのだろうか。今後の補強方針を読み解く上で不可欠な数字だ。

 昨季最下位から今季リーグ優勝を果たし、日本一にもなったヤクルトは12球団で最多の60選手を名簿に記載した。スコット・マクガフ投手、サイスニード投手、ホセ・オスナ内野手、ドミンゴ・サンタナ外野手と4人の外国人選手も含まれている。ドラフトでは山下輝投手(法大)ら5人の選手を指名し、現状での支配下登録選手は65人となっている。

 今季前半は首位を独走しながらも優勝を逃した阪神は、57選手を名簿に残した。外国人選手ではチェン・ウェイン投手、ラウル・アルカンタラ投手、ジョー・ガンケル投手、ジェフリー・マルテ内野手、メル・ロハス・ジュニア外野手の5人が残る。ドラフトでの指名は森木大智投手(高知高)ら7人で、64人まで埋まっている。

 巨人が保留者名簿に記載したのは12球団で最少のわずか50人。12球団で最も多い20人が自由契約となった。その多くが育成選手として再契約を結ぶことになるが、中には陽岱鋼外野手ら含まれる。ドラフト指名は翁田大勢投手(関西国際大)ら7選手。まだ新外国人の加入などの補強は発表になっておらず、70人枠は現在57人しか埋まっていない。

ポスティング申請中の鈴木誠也は広島の保留選手名簿に記載

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