大谷翔平の二刀流は“ボンズ級” 通算244発男が絶賛した「史上最高のシーズン」
「オオタニが今年の顔であるという私の思いを揺るがすことはできない」
ジャイアンツなどでメジャー通算244本塁打を放ったハンター・ペンス氏が、エンゼルスの大谷翔平投手を絶賛した。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のポッドキャスト番組「ベースボール・バリスタ」に出演し「野球を変えるという感動を与えたんだ」などと語った。
今季打者として打率.257、46本塁打100打点26盗塁を記録し、投手としても23試合で9勝2敗、防御率3.18と大活躍した。オフの賞レースでもア・リーグMVPや史上初の2部門受賞となった「オールMLBチーム」選出など、10冠に輝いた。この今季の活躍を改めて絶賛したのがペンス氏だ。
今季、ア・リーグ西地区4位に沈んだエンゼルス。ペンス氏は勝率5割以下だったチームからMVPが選ばれることへの疑問に対して「どうやったって、オオタニがダントツのMVPであり、今年の顔であるという私の思いを揺るがすことはできないよ。野球を変えるという感動を与えたんだ。彼らはプレーオフには出場しなかったが、これは史上最高のシーズンの1つだ」と称えた。
さらにペンス氏は「私が目撃した史上最高のシーズンは2つある」とし、今季の大谷と2004年のバリー・ボンズ氏を並べた。ボンズ氏はこの年、617打席に立ち、232四球を選んだ。373打数しかない中で45本塁打を放ってOPSは驚異の1.422を記録した。
このシーズンを引き合いに、ペンス氏は「常識外れなことだよ。物語が展開していくにつれて、オオタニがどれだけこれを続けられるかということが気になっていた。1年通してこんなことができるはずがないと思っていたが、彼は1年やり切ってしまった。彼が今年したことはいくら称賛してもし足りないと思う」と認めていた。
(Full-Count編集部)