巨人中田翔、3.4億円→1.5億円の大減俸更改 減額制限超えに「来年はいい意味で荒々しく」

巨人・中田翔【写真:荒川祐史】
巨人・中田翔【写真:荒川祐史】

「迷惑をかけてしまったことは自分の中で受け止めて」

 巨人の中田翔内野手が7日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季年俸3億4000万円から大幅ダウンとなる年俸1億5000万円でサインした。減額制限(1億円以上は40%)を超える56%ダウン。「かなり落ちました。今年は本当に結果を残せていないので、仕方ないこと。一から頑張りたい気持ちになりました」と語った。(金額は推定)

 今季も日本ハム不動の4番と期待されたが、打撃不振に苦しんだ。チームメートへの暴力問題が発覚し、8月11日に無期限出場停止処分。8月20日に巨人へ移籍したものの、計73試合出場して打率.177、7本塁打、20打点と振わなかった。「来年はいい意味で荒々しく。今年は自分を出せないまま終わってしまった。プレースタイルもスイングも萎縮してしまっていた。迷惑をかけてしまったことに関しては自分の中で受け止めて。もっともっと結果を残して恩返ししたい」と前を向いた。

 来季は打点王奪取を目標に掲げた。1月の沖縄・石垣島自主トレでは、若手のホープ・秋広から弟子入りを志願された。「『なんでオレ』と言いましたけど、一緒にやりたいと言ってもらえたので。僕が自主トレでやってきたことに関しては変わらないと思うんですけど、体をいじめる期間だと思っているので。この時期にこれだけやるというのを苦しみながらやりたいと思います」と復権を誓っていた。

(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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