地域や企業の特徴ズラリ…2年ぶりに戻った“美爆音” 応援団長が語る都市対抗の魅力

JR東日本東北の応援団【写真:川村虎大】
JR東日本東北の応援団【写真:川村虎大】

例年とは違い準備期間は1か月半、チアガールも無し

 普段は仙台支社で観光関係の部署に所属する高橋さんが応援団に入ったのは2014年、東京支社にいた頃だ。2018年から仙台に転勤になると、翌2019年の日本選手権で“団長デビュー”を果たした。

 2年ぶりに応援団復活となったが、苦難の連続だった。例年は4か月前ほどから準備するがコロナの影響で今年は1か月半前から。さらには、JR仙台病院の看護師に頼んでいたチアガールの派遣も中止になった。

 それでも、「意地でも外注はしたくなかった」とブラスバンドも含め約80人全て社員で構成。仕事の合間を縫って週に2回ほど練習を重ねた。

 JR東日本東北は惜しくも準々決勝で敗退となったが、選手にもその思いは届いているはず。「自分も都市対抗を好きになったのはこの応援があるから。新入社員や今年初めて見に来た人がこの応援を見て、好きになってくれたら嬉しいですね」。社風や地域性があり、高校野球とはまた違った全国舞台。これからもスタンドから熱いエールを届け続ける。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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