燕スアレスが韓国サムスン入り 球団が正式発表、再びブキャナンとチームメートに?

今季までヤクルトでプレーしたアルバート・スアレス【写真:荒川祐史】
今季までヤクルトでプレーしたアルバート・スアレス【写真:荒川祐史】

1年総額1億1370万円の1年目助っ人最高条件で契約

 韓国プロ野球KBOリーグのサムスンライオンズは7日、今季まで3年間ヤクルトでプレーしたアルバート・スアレス投手と来季の契約を結んだと公式ホームページなどで発表した。先発で起用する予定で、契約金10万ドル、年俸70万ドル、出来高20万ドルの総額100万ドル(約1億1370万円)の1年契約。これは韓国リーグに新加入する外国人投手の最高条件となる。

 ベネズエラ出身のスアレスは2006年にレイズと契約し米球界入り。2016年にジャイアンツでメジャー昇格を果たした。通算40試合に投げ3勝8敗1セーブ、防御率4.51の成績を残した後、2019年にヤクルトに加入。通算40試合で10勝8敗1セーブ、防御率3.00を残した。今季は日本一に輝いたヤクルトで先発、リリーフの双方をこなし、5勝3敗1セーブ、防御率3.62。日本シリーズでも登板したものの、2日に自由契約選手として公示されていた。

 スアレスについて、サムスンは公式ホームページで「4シームの平均球速が152.8キロに達するほど速球にアピールポイントがあり、多様な球種を適切に操る制球力もあると評価されている。ゴロを打たせる能力も水準以上で(本拠地の)ライオンズパークに適した投手」と紹介している。

 サムスンには昨季から、2019年まで3年間ヤクルトで投げたデービッド・ブキャナン投手が在籍しており、今季は16勝を挙げ最多勝に輝いた。サムスンはブキャナンを再契約対象として交渉を進めており、スアレスとは再びチームメートとなる可能性もある。

(Full-Count編集部)

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