ヤンキースは「身動きが取れなくなっている」 FA市場での“沈黙”を地元紙酷評

「自ら招いた牢屋の中で身動きが取れなくなっている」

 他にも今季の同地区覇者であるレイズは次世代のスター野手であるワンダー・フランコ内野手と最長12年2億2300万ドル(約253億5000万円)で契約延長し、今季ヤンキースに在籍した元サイ・ヤング賞右腕コーリー・クルーバー投手を獲得した。レッドソックスもブルワーズとの交換トレードでハンター・レンフロー外野手を放出し、ジャッキー・ブラッドリーJr.外野手と有望株数人を獲得。さらにジェームズ・パクストン投手やリッチ・ヒル投手らベテラン左腕を獲得するなど、「ある程度の補強を行った」としている。

 一方で、ヤンキースはゲーリー・サンチェス捕手やジオバニー・ウルシェラ内野手ら年俸調停権を持つすべての選手を、サービスタイム6年未満の選手に対して来季の契約を結ばない「ノンテンダー」にしなかった。現時点のロースターで来季開幕を迎えるとなると、遊撃手を本来は三塁のウルシェラが務めることになる。ウルシェラの今季出塁率は400打席以上立った打者の中ではリーグワースト14番目の.301。サンチェスも出塁率.307と低迷している。

 今オフのヤンキースのここまでの主な動きはサンチェスらをノンテンダーにしなかったこと、元中日助っ人のジョエリー・ロドリゲス投手と再契約した程度。ロックアウトが実施され、何もできない状況になり「ヤンキースは自ら招いた牢屋の中で身動きが取れなくなっている」と記事は断じている。

(Full-Count編集部)

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