通算462発男が“金縛り状態” CY賞3度、伝説右腕の魔球は「現実離れ」「絵画のよう」
マルティネス氏のカーブにカンセコ氏は腰を引くも判定はストライク
通算219勝をマークしたペドロ・マルティネス氏は、切れ味鋭いパワーカーブなどを武器にサイ・ヤング賞を3度受賞した名投手。その伝家の宝刀で、強打者を“金縛り”に遭わせた場面を、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が自身のツイッターに投稿し、話題になっている。ファンは「現実離れした球」「絵画のよう」などと称賛のコメントを寄せている。
2000年5月6日(日本時間7日)、当時レッドソックスに所属していたマルティネス氏は本拠地でのデビルレイズ(現レイズ)戦で1失点敗戦投手になったが、完投して17奪三振の快投。特に、相手4番でメジャー通算462本塁打を記録したホセ・カンセコ氏に対して4打数無安打1三振と圧倒した。フリードマン氏は、マルティネス氏がカンセコ氏にカーブを投じた4球の映像を投稿。カンセコ氏は4球全て腰を引いた状態で見逃しているが、ボールは急激に軌道を変えてストライクになっている。
驚異的な変化を見せるマルティネス氏の“魔球”にファンも驚嘆。「怖がっているように見える。手も足も出ないという感じ」「史上最高の投手」「美しい」「絵画のよう」「現実離れした球」「これは別世界のもの」「アート」と声を寄せている。今季、日本のプロ野球で沢村賞を受賞した山本由伸投手もカーブの使い手として知られる。切れ味鋭いカーブは、やはり投手にとって大きな武器だ。