早実の指導者転身は「今ではない」 斎藤佑樹氏が語る幸せな11年間からの第2の人生
日本ハムの新庄剛志BIGBOSSは「どんな楽しいことをやってくれるんだろうと」
――現役の高校球児へ伝えたいことですか。
「そうですね。高校生は球数を投げないといけないこともある。その中で自分の体と向き合って、自分の体を知るということは、絶対に必要なことだと思います。(自身のプロでの故障は)もっと根本のところだったと思います」
――母校の早実で指導者という考えはありますか。
「指導者は今ではないと思っているんですよね。指導できる立場ではないというか。もっともっと知識とか経験とか。可能性としてはあるかもしれないですけど、僕が無責任に選手に教えるということはできないなと思います」
――栗山英樹監督も今季限りで退任となった。改めて、どんな思いがありますか。
「栗山監督にはたくさんのことを教えてもらいましたし、栗山監督がいなかったら、こんなに前を向き続けることができなかったと思うので。野球選手としてはもちろん、いろいろなアドバイスをしてもらいました」
――栗山監督との一番の思い出は何になりますか。
「やっぱり開幕投手をやらせてもらった時ですよね。その時に初めて、栗山監督の部屋に呼んでもらって、開幕投手頼むぞ、と言ってもらって。栗山監督からもらった手紙は、家にしまってあります。たくさん思い出はあります」
――その日本ハムは新監督として新庄剛志BIGBOSSが就任しました。
「ニュースは見てます。とてもワクワクしていますし、どんな楽しいことをやってくれるんだろうという期待が一番にあるので。ファイターズファンとして追っていけたらと思います」
――同じ背番号「1」をつけていました。
「元々は新庄さんが作り上げてきた番号。また1番が新庄さんに戻って、一ファンとしてはすごく楽しみです」
(小谷真弥 / Masaya Kotani)