2年連続首位打者からの転落… 245億円男は復活なるか、米メディア「真価問われる」

ブルワーズのクリスチャン・イエリッチ【写真:Getty Images】
ブルワーズのクリスチャン・イエリッチ【写真:Getty Images】

ブルワーズのイエリッチは今シーズン打率.248、9本塁打

 不振や怪我で大きく成績を落とした選手たちは来季復活できるのか? 米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「2022年に最も真価が問われる選手たち」を特集している。

 今回の選考基準は「期待度」「チームに与えるインパクト」などを考慮しており、まず名前があがったのは2018年にMVP、2019年は2年連続首位打者に輝いたブルワーズのクリスチャン・イエリッチ外野手だった。

 2018年は打率.326、36本塁打110打点、2019年は打率.329、44本塁打97打点と圧倒的な成績を残したイエリッチ。しかし昨季は打率.205、12本塁打22打点、そして今季は打率.248、9本塁打51打点と2年連続で大きく成績を落とす形となり「劇的な低迷」という評価を受けている。変化球への打率が.196だったことを課題にあげており「酷く苦戦した」と不振の原因を伝えている。

 2020年開幕前に、球団史上最高額となる9年総額2億1500万ドル(約245億円)の大型契約を結んだが「チームのために本来の姿を取り戻す必要がある。ブルワーズが球界最高クラスの投手陣を援護するためには、現在インパクトのある攻撃力を欠いている状態だ」と厳しい見方をしている。

 その他にもアストロズと再契約を結んだジャスティン・バーランダー投手も選出された。昨季は1試合に登板しトミー・ジョン手術を受けたため、今季は全休。2度のサイ・ヤング賞を獲得している剛腕の復活を期待しつつ「その一方で、彼がもし本来の姿を取り戻せなかった場合、先発投手陣に深刻な穴が生じることだろう」と、チームの命運を握っていることを指摘していた。

(Full-Count編集部)

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