17歳で精巣がんに… DeNAオースティンが語る突然の病と早期発見の重要性

DeNAのタイラー・オースティン【写真:荒川祐史】
DeNAのタイラー・オースティン【写真:荒川祐史】

妻のステファニー・ダナさんに感謝「支え続けてくれている」

 DeNAのタイラー・オースティン外野手は17歳の時、精巣がんを患った。USAベースボール公式YouTubeに出演し、当時の状況を明かした。

「手術で取り除いてからは、特に問題はないよ。あれから12年が経った。僕と妻は、ニューヨークの財団法人が資金を集められるように手伝いたかったし、この病気をもっと広く知ってもらいたかった。(一般的に)この病気についてはそこまで知られていないことだと、僕たちとしては感じている」

 高校生の時に突然襲った病。「睾丸に問題があるだなんて、医師に抵抗なく言えるものではない。僕は1週間くらい母親に伝えずに過ごした」と最初は葛藤の日々だった。しかし「痛みが本当に酷くなってからようやく、母に(痛みがあることを)伝えたんだ。夜に病院に行って、翌日に医者と話をして翌週に手術を受けたんだ。早期発見が重要。治る病気だからね」。治療のおかげで野球を続けることもできた。

 メジャー通算33本塁打を放ち、2020年に来日してDeNAで頼もしい打撃を見せる。当時から支えてくれたモデルの妻ステファニー・ダナさんは米国で仕事をしていることもあり、シーズン中は「僕が朝起きると、彼女の方は夕方とか夜で、明日に向けて寝る準備をしていたり。そういった面では間違いなく難しいこと」と“すれ違い”の生活となっていたが「彼女はこれまで支え続けてくれている。(2人にとっての)生活を出来る限り簡単なものにしようと努力してくれる」と感謝の思いを口にした。

(Full-Count編集部)

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