鷹・牧原大は1000万円増の4500万円でサイン 球団には連携の徹底を要望
太ももの怪我で離脱し、復帰後わずか3日で再離脱
ソフトバンクの牧原大成内野手が16日、PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行い、1000万円増の年俸4500万円で来季の契約にサインした。交渉後の会見では「自分の思っていた、これくらいなら押そうと思っていたところ。金額というより1年間フルで戦えていない中で上げていただいたので感謝しています」と語った。(金額は推定)
今季は98試合に出場して打率.278、4本塁打21打点の成績をマーク。5月下旬には打率3割を超えて1番に定着しかけたものの、6月初旬に太もも裏を負傷し離脱。下旬には復帰を果たしたものの、再び同箇所を痛めてわずか3日で登録抹消に。交渉の席で「トレーナーの連絡ミスがあったところもあったので、そこをしっかりしてほしい」と要望したことも明らかにしていた。
本職の二塁だけでなく、遊撃、中堅とセンターラインの複数ポジションを高いレベルでこなした今季。「いろんなポジションをやるってことは1つのポジションでレギュラーを取れていないということなので悔しい。ただ、いろんなポジションで使ってもらえるというのは信頼されているのかな、と自信になったところもありました」と心中を語った。
来季は藤本博史新監督となり、体制も一新された。メジャー通算109本塁打のガルビスも加わり、内野手の争いは激しくなる。「監督も変わって、どこをやれと言われるか分からないけど、もう一度、セカンドを取りに行くつもりでやりつつ、どのポジションでもできるように準備したい」と、再び二塁手のレギュラー定着を目指す意向を見せていた。
(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)