イチロー氏の米野球殿堂入りに「圧倒的支持」 MLB公式が2025年“一発選出”を予測
現役引退後5年を経ると選考有資格者に
米国で野球殿堂入りという、この世界最高の栄誉は記者投票で決まる。現在全米野球記者協会は2020年度の投票を行っている。大リーグ公式サイトは近未来の殿堂入り候補選手を紹介しており、現マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏は最初に候補者となる2025年、一発での殿堂入りを予測している。
記事は来年以降の殿堂入り投票がどのようなものになるか予測している。現役引退後5年という条件をクリアし、2025年に初めて選考の有資格者となるのがイチロー氏やCC・サバシア氏(元ヤンキースなど)だ。
記事は「この2人が7月の殿堂入り式典でスピーチしている様子は容易に想像できる」と一発での殿堂入りを予測している。「イチローは2018年に15試合、2019年に2試合出場したため有資格者となるのが遅れてしまったが、彼が選出されるのは『もし』ではなく『いつか』(=確実)である」としている。
2004年にマークした大リーグ記録のシーズン262安打、通算3089安打は「球界に与えた影響を考えると、彼は圧倒的な支持を得るだろう」としている。またサバシア氏についても「250勝以上、3000以上の奪三振、サイ・ヤング賞受賞などで、かなり強力にアピールできる」と指摘した。
イチロー氏は18日、自らの草野球チームの一員として女子高校選抜相手に9回完投するなど、今も若々しい姿で球界に貢献している。2025年夏、ニューヨーク州クーパーズタウンでスピーチする頃には、どんな姿となっているだろうか。
(Full-Count編集部)