DeNAの密着ドキュメンタリー公開 選手ヒヤヒヤ? 佐野「変なこと言ってないか…」
NGなし? 三浦監督も「我々は編集に携わっていません」
DeNAの今季の舞台裏を収めた球団公式ドキュメンタリー映像作品「BBB(BAY BLUE BLUES)2021」の劇場公開が22日から始まった。横浜市内で行われた舞台挨拶には三浦大輔監督、主将の佐野恵太外野手、今永昇太投手が参加。作品は神奈川県内6か所をはじめ、全国15か所で順次公開される。
このドキュメンタリーは、撮影クルーがシーズンを通してチームに密着。カメラがロッカールームやミーティング会場まで追いかけ、首脳陣や選手が感情を爆発させるシーン、苦悩や涙、陰の努力までを赤裸々に映し出している。2012年に同様のドキュメンタリーが初めて制作されてファンの反響を呼び、今年は新型コロナウィルスの感染拡大に配慮しつつ、2年ぶりに第8弾の公開に漕ぎ着けた。
「われわれは編集に携わっていません」と苦笑いを浮かべた三浦監督。現場サイドの意向によるカットはなかったそうで「自分も知らなかった選手のロッカーでの表情を見ることができた」とうなずいた。佐野は「自分が変なことを言っていないか、ヒヤヒヤしながら見ました。選手同士でも分からない思いを知ることができました。深いところまでカメラに追いかけていただき、面白い映像になったと思います」と語った。
最下位に沈んだシーズンとあって、屈辱的なシーンが多めだったのはやむを得ないところ。三浦監督は「改めて悔しい思いがふつふつと沸いてきた」と巻き返しを誓っていた。
(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)