鷹笠谷、現状維持の2200万円で更改 和田との自主トレ卒業「引き出しを増やせれば」
来季の目標は「リーグ優勝と日本一奪還。個人では先発として規定投球回以上と2桁勝利」
ソフトバンクの笠谷俊介投手が24日、PayPayドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、現状維持の年俸2200万円でサインした。(金額は推定)
笠谷は今シーズン、先発12試合を含む16試合に登板して3勝4敗、防御率4.27。20試合登板で4勝、防御率2.84だった昨季から数字を落とし「自分がもっとちゃんと投げていればチームの成績も変わったはず。悔しくて情けないシーズンだった」と唇をかんだ。
プロ8年目を迎える来季に向け「まずはチームのリーグ優勝と日本一奪還。個人では先発として規定投球回以上と2桁勝利が目標」と巻き返しを誓った。今季のオリックス・山本由伸投手の投球に刺激を受けたとし「チームを勝たせる投手、相手を寄せ付けないような投手になりたい」と語る。
1月はこれまで一緒に自主トレを行ってきた和田毅投手のもとを離れ、東京で板東湧梧投手とともに自主トレに励むという。「いつまでも和田さんにお世話になっちゃいけないし、自分が引っ張らないといけない立場になるので、自分で勉強してやっていきたい。和田さんからはいろいろと学ばせてもらったが、それ以外の引き出しを増やせれば」と新しい環境で“NEW笠谷”になれるよう、自分磨きに専念していく。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)