松井秀喜氏に勝った新人王のその後は? 米メディアが振り返る「最も有名な一発屋」

ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(左)と2003年新人王に輝いたアンヘル・ベロア氏【写真:Getty Images】
ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(左)と2003年新人王に輝いたアンヘル・ベロア氏【写真:Getty Images】

ロイヤルズのアンヘル・ベロアは2003年に新人王に輝いた

 2003年に松井秀喜氏と争い新人王に輝いたアンヘル・ベロア(ロイヤルズ)が“最高の一発屋”に選出された。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が、球団別に2000年以降で「最も有名な一発屋」を紹介した。

 選出は「キャリア序盤にブレークするも、たちまち勢いを失った選手」を基準に行われた。ロイヤルズからはベロアが選ばれ「ベロアは2003年にヒデキ・マツイを押しのけて新人王を獲得すべきだっただろうか? 恐らくそうすべきではなかった」と評された。

 しかし打率.287、17本塁打、21盗塁の成績を残しており「確かにベロアを遊撃の『ライジングスター』、そして言うまでもなく、ロイヤルズが心底求めていたチーム作りの軸になる選手という評価を与えたように思えた」とも。2003年こそWAR2.5の活躍を見せたが、31歳だった2009年がメジャー最終年に。2005年以降WARはマイナスとなり、キャリア9年間のトータルでは1.0に止まった。

 その他では、マーリンズからは2014年のヘンダーソン・アルバレス三世を選出。30試合に先発して12勝7敗、防御率2.65、完封数はメジャートップの3度を記録し、球宴選出やサイ・ヤング賞投票でも12位に入るなど活躍するも、翌年以降1勝もできず、17年を最後にメジャーから姿を消した。また最多セーブに輝いたこともあるフェルナンド・ロドニーは、2012年のレイズから選出されている。

(Full-Count編集部)

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