“ドラ1カルテット”で最もブレークに近いのは? 中日で2022年期待の若手を選出
3年目の岡林勇希は立浪監督も目を細めた打撃センスの持ち主
中日は2022年、新たに就任した立浪和義監督のもと再起を図る。オフにはセットアッパーの又吉克樹が流出。目立った戦力補強はなかっただけに、現有戦力の底上げは欠かせない。20代前半の若手には、将来のチームを背負って立つ主力候補が揃い、指揮官も熱視線を送る。来季ブレークが期待させる顔ぶれを取り上げる。(2022年の満年齢)
○石川昂弥内野手(3年目・21歳)
長打力はチーム関係者の誰もが一目置く未来の4番候補。2021年は故障の影響もあって1軍出場なしに終わったが、昨秋のキャンプでは精力的にバットを振り込み、覚醒の予感を漂わせている。ドラ1の1年先輩・根尾も3年目の今季に開幕スタメンを掴んだだけに、躍進のシーズンにしたい。
○根尾昂内野手(4年目・22歳)
2021年は春のキャンプで遊撃での定位置奪取を掲げるも、左翼でプロ初の開幕スタメンを掴んだ。ただ、打撃に課題を残し、シーズン後半は2軍暮らしが続いた。2022年は自らの思いを封印し、外野に一本化。最もブレークに近い若手のひとりと言えるだけに、ファンの期待も大きい。
○高橋宏斗投手(2年目・20歳)
ルーキーイヤーの今季は2軍で14試合(5先発)に登板し、0勝5敗、防御率7.01。金の卵は無理することなく、結果より経験を優先した。他球団に目を向けると、ロッテ・佐々木朗やヤクルト・奥川も1年目は2軍で土台を築き、2年目に飛躍。成功例に続けるか。
○ブライト健太外野手(1年目・23歳)
12球団ワーストの本塁打数だったチームにとって、喉から手が出るほど欲しい右の大砲。その期待の一端をドラフト1位ルーキーも背負う。東京・葛飾野高時代は通算38発を放ち、上武大では4年生になって大きく飛躍。プロの舞台でさらに成長できるか。
○岡林勇希外野手(3年目・20歳)
昨春のキャンプで臨時コーチを務めた立浪氏が目を細めたひとり。2021年は24試合に出場し、打率.254(59打数15安打)、4打点、2盗塁だった。打撃センスは一級品で、昨秋のキャンプから二塁にも挑戦。キャンプやオープン戦でのアピール次第では、開幕スタメンもあり得る。
(Full-Count編集部)