6年後のドラフトが待ちきれない 特大弾のMVPや元中日右腕の次男…逸材小学生たち

巨人ジュニアの入江くんは、等々力球場のスタンドまで運んだことも

 存在感ナンバーワンは、読売ジャイアンツジュニアの入江諒太くん。身長170センチ、体重80キロの体躯で、今大会3試合連続でアーチを架けた。過去には、等々力球場(川崎市)のスタンドまで運んだこともあるというパワーが魅力。憧れは日米で活躍した松井秀喜氏で、自ら背番号「55」選んだ。

 東北楽天ゴールデンイーグルスジュニアの砂涼人くんは“投走攻守”で高いプレーを見せた。遊撃の守備では、逆シングルもショートバウンドもお手の物。投げても、120キロに迫る直球を投じた。決勝で涙をのんだものの、2本のアーチを放って優秀選手賞を獲得した。

 今季メジャーで本塁打王を獲得したロイヤルズのペレスに憧れ、背番号「13」を着用した福岡ソフトバンクホークスジュニアの強肩捕手・島尻琳正くんは、大会4本塁打をマーク。沖縄・石垣島出身で、本塁打後には地元の守り神・シーサーのポーズを披露した。

 多くの逸材がそろっていたNPB12球団ジュニアトーナメント。過去の出場者の中から70人がNPB入りしている“プロの登竜門”でもある。選手たちが高校3年生になる6年後のドラフト会議が、今から楽しみだ。

(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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