筒香も期待の愛され捕手、森と同期の大型遊撃手 DeNA2022年期待の若手5選手

DeNA・益子京右(左)と田部隼人【写真:荒川祐史】
DeNA・益子京右(左)と田部隼人【写真:荒川祐史】

三浦大輔監督2年目の2022年は、最下位からの巻き返しを誓う

 DeNAは三浦大輔監督の就任1年目となった2021年、開幕から11戦勝ちなし(8敗3分け)と出遅れるなど屈辱の最下位となった。来季の巻き返しへ、若手のブレークは不可欠。活躍が期待される有望な5選手を取り上げる。(2022年の満年齢)

○森敬斗内野手(3年目・20歳)
 2年目だった今季、遊撃で23試合に先発出場。強肩をアピールしたが、安定感では大和、柴田竜拓の壁は高かった。それでも打撃面と自慢の俊足を生かした走塁面で成長中。勝負の3年目に、まずはチーム内のポジション争いを勝ち抜きたい。

○田部隼人内野手(3年目・21歳)
 内野争いで面白い存在となりそうだ。同期の森の陰に隠れがちだったが、身長185センチの大型内野手としてそのポテンシャルは評価が高い。今季イースタン・リーグでは、チームで2番目に多い96試合に出場して二塁、三塁、遊撃、左翼を守るなど経験を積んだ。1軍デビューから一気にブレークの可能性も秘めている。

○益子京右捕手(4年目・22歳)
 今年10月23日中日戦、プロ初出場でスタメンマスクを被ると、東克樹を8回無失点と好リード。手術後初勝利に導き、自身もプロ初安打を放ってお立ち台に上がった。記念に先輩の筒香嘉智(パイレーツ)から祝福の花束が届くなど、チームきっての愛されキャラでもある。群雄割拠の正捕手争いで、ダークホース的な存在といえる。

○阪口皓亮投手(5年目・23歳)
 プロ4年目に待望のプロ初勝利をマークした右腕には、ローテーションの中心となるべく期待が掛かる。今年4月4日広島戦でのプロ1勝は、三浦監督にとっての1勝目でもあった。その後は先発枠を守ることができず9月に右肘のクリーニング手術を受けたが、来季はフル回転が待たれる。

○入江大生投手(2年目・24歳)
 明大からドラフト1位で入団した今季、開幕ローテーション入りを果たしたが4試合の先発で0勝4敗、防御率7.85と大苦戦。4月23日に出場選手登録を外れると、その後1軍のマウンドを踏むことはなかった。8月には右肘のクリーニング手術も行っただけに、来季に賭ける思いも強いはず。明大入学後に投手に本格転向と、まだまだ伸びしろは十分。“2年目の逆襲”を果たせるか。

(Full-Count編集部)

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