3連戦の途中に移籍し3試合連続弾!? MLBで起きた「信じられないけど本当の話」
日本とは桁違いの選手数が生んだ数々の“事件”を紹介
米大リーグでは日本のプロ野球と比べ選手の移籍が多く、マイナー組織まで含めた選手の数も桁違い。そのため「信じられないけど本当に起きた話」が日常的に転がっている。米スポーツメディア「ジ・アスレチック」が昨年末、「2021年MLBシーズンの最も奇妙な試合、プレー、瞬間」と題してこの類の話を特集している。
10個のストーリーが紹介されている中で、最初に取り上げられているのが7月末のトレード期限にアストロズからマリナーズに移籍したエイブラハム・トロ内野手の話だ。
トロは7月26日(日本時間27日)から両球団が戦った3連戦で3試合連続アーチ。ただ27日(同28日)にトレードされたため、1本はアストロズの選手として、2本はマリナーズの選手として記録した。さらに4週間後の8月31日(同9月1日)に行われたこのカードでは、キャリア初の満塁弾。相手投手は自身のトレード相手だったケンダル・グレイブマン投手だった。
またホワイトソックスのディラン・シーズ投手の話も興味深い。2015年にカブス傘下でプロ野球人生をスタートさせたものの、それから7年、全く打席に立つことがなかった。昨年5月4日(同5日)のレッズ戦で初めて打席に立つと、その試合で3打数3安打、しかも全て別の投手からという強打を発揮。眠っていた才能が脚光を浴びた。
(Full-Count編集部)