イチロー氏はマリナーズ最高のFA選手 31億円“投資”も「値打ちあった」と米メディア

現在はマリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:AP】
現在はマリナーズ会長付き特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏【写真:AP】

CBSスポーツが選定「直近25年で最も重要な選手の1人」

 2000年オフにオリックスからポスティングシステムを利用してマリナーズに移籍したイチロー氏(現球団会長付特別補佐兼インストラクター)は、1年目にいきなり首位打者と盗塁王を獲得する活躍で、MVPと新人王を受賞した。米メディア「CBSスポーツ」はMLB各球団の「史上最高のFA契約」を選定。マリナーズではイチロー氏の移籍をあげている。

 2000年11月に3年1408万8000ドル(約16億2500万円)でマリナーズと契約したイチロー氏。記事は「解釈上、彼はMLBではルーキーだったが、2001年にマリナーズのラインナップに入った時は27歳の日本のリーグのベテランだった。彼はフレッド・リンと並び、同一シーズンに新人王とMVPに選ばれた2人目の選手となった。最初の3年の契約期間中、打率.328、出塁率.374、長打率.440、121盗塁を記録し、世界屈指の守備を見せた」と説明した。

 さらに「スズキはシアトルで計14シーズンプレーし、直近25年ほどにおいて最も重要な選手の1人だった。マリナーズは彼の交渉権を得るために、日本での所属球団オリックス・ブルーウェーブに1312.5万ドル(約15億円)のポスティング費用を払った。そのため、2001年~2003年にイチローを得るための総額は2700万ドル(約31億円)を超えた。それはとても、とても値打ちのあるものだった」と伝えている。

 他球団ではダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソン(1998年)、ブレーブスのグレッグ・マダックス(1992年)、ジャイアンツのバリー・ボンズ(1992年)らが挙げられている。

(Full-Count編集部)

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