シャドーピッチングでタオルはどう持つ? 鷹の153キロ左腕が大事にする“イメージ”
ソフトバンクの笠谷は人差し指と中指の間にタオルを挟み、直球に似た握り
投げる練習の代表格であるシャドーピッチング。タオル1つあれば、家でも出来る練習だが、プロ野球選手も様々な意識を持って取り組む大事な練習法だ。昨年12月11日に行われたソフトバンクのオンライン野球教室「ベースボールキッズ」で、笠谷俊介投手がそのシャドーピッチングのコツを子どもたちに伝えた。
最速153キロを誇る左腕が大事にしているのがシャドーピッチングにおける“イメージ”だ。普段のキャッチボールから、マウンド上で投げる球を意識するという笠谷は、シャドーピッチングでもその考えは同じ。「20メートルをライナーで投げるイメージをしながらシャドーをします」と教えた。
タオルの持ち方にもこだわりが詰まっている。人差し指と中指に甲側からタオルをかけ、垂れた部分を2本の指の間から上に向けて通す。指がタオルに締められるような形となり、直球の握りのようになる。踏み出す足は開きすぎてもダメ、閉じすぎてもダメ。「真っすぐに(足を)踏み込み、(腕を振った時に、タオルを握っている手が)グッてくるところがリリースポイント」。球を握るときと同じ握りをすることで、ボールを離すタイミングもイメージしやすくなる。
シャドーピッチングはプロ野球選手も取り入れている大事な練習メニュー。同じ練習でも、何を意識するかによって、長いスパンで見れば、成果には大きな差が出ることも。細かいことかもしれないが、こだわり、目的を持って練習することが、技術向上の第一歩なのではないだろうか。
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