秋山翔吾「同じ失敗3年やるのは愚か」 悲壮な覚悟で3大チェンジ「リスク負ってでも」
スタンス狭めた打撃フォームに長距離砲バットにトライ、体重も2、3キロ増量
レッズの秋山翔吾外野手は14日、今季にかける熱い思いを激白した。静岡・下田市内で行っている合同自主トレを公開。「同じ失敗を2年した。3年やるのは愚かだと思う。変えなきゃいけないところ」と決意を口にした。
日本球界を代表するヒットメーカーもメジャー2年間で打率.224。出場機会はカステヤノス、ウインカーら強力外野陣に阻まれ、昨季は88試合出場にとどまった。今年4月に34歳。厳しい立場にいることは誰よりも分かっている。
「この2年でダメだったことは明白で、このイメージをチームの人も持っていると思う。これをひっくり返さないといけない。どういう踏ん張り方が出来るか。しっかりやらないといけない」
3年契約最終年。打撃フォームはスタンスを「バット1本ぐらい」狭め、操作性のあるバットから長距離砲向けのバットにトライ。戦闘体も変える。昨季終了後から体重を2、3キロを増やした。
「リスクを負ってでもプラスに目を向けないといけない。どういう変化が起きるのか。楽しみというか期待して、結果に結びつけたい」
西武時代の2014年に打撃不振に陥って打率.259。同年オフは「結果が出なかったら、この先、野球ができなくなる」との決死の思いから翌2015年のシーズン歴代最多216安打につなげた。「もっと悪くなる可能性はある」と危機感を感じながらも、メジャー生き残りへチャレンジしていく。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)