MVPでも年俸6.2億円の大谷翔平が2位 「十分な給料をもらっていない選手」は?
米メディア「CBSスポーツ」がランキング形式で10人を紹介
契約の制限などから、成績や実績に比べたら低年俸に抑えられている選手は少なくない。米メディア「CBSスポーツ」では、“活躍に見合った給料をもらっていない選手”をランキング形式で紹介。昨季ア・リーグMVPを受賞したエンゼルスの大谷翔平投手は2位だった。
MLBは現在ロックアウト中。本来なら14日(日本時間15日)に、年俸調停権を持つ選手が球団と希望額を交換する期限を迎えていた。同メディアは、年俸調停を含む報酬システムが労使協定交渉のポイントのひとつになっていることも触れ「2022年シーズンに向かうにあたって、十分な給料をもらっていない選手トップ10を選出する」と綴った。
大谷はメジャー移籍当初から労使協定の制限で年俸を低く抑えられており、昨年2月には球団と2年850万ドル(約9億7000万円)で合意。年俸調停の公聴会を回避し、2021年の年俸は300万ドル(約3億4000万円)、今季の年俸は550万ドル(約6億2000万円)と決まっている。
事実だけを捉えれば、歴史的なシーズンをへて増額したのはわずか250万ドル(約2億8000万円)。同メディアも「彼がア・リーグMVPであることを考えれば、1年で850万ドルだったとしても素晴らしい契約だとエンゼルスも同意するだろう」と指摘している。
ただ、そんな大谷よりも上位にランクインした選手が1人いることにも驚き。1位になったのは、ナショナルズのフアン・ソト外野手。昨季は打率.313、29本塁打、95打点をマークし、記事でも「ここ2シーズンでフアン・ソトの9.5以上にWARを蓄積した野手はいない」と特筆している。年俸調停権を得た今季は1620万ドル(約18億5000万円)になる見込みというが「それでも球界トップ125の高年俸選手の平均よりも少ない」と言及した。
(Full-Count編集部)