守備で見るセ6球団の“弱点”は? 阪神は二塁と左翼、広島とDeNAは穴だらけ…
日本一のヤクルトもチームUZRは大幅にマイナスで守備に課題あり
2月1日のキャンプインまで、あと3週間を切ったプロ野球。選手たちはキャンプに向けて自主トレに励んでいる。ペナントレースの行方を左右する重要な要素がディフェンス力。各球団における守備の“弱点”はどこにあるのか――。セ・リーグ6球団の昨季のポジションごとの力を守備指標で見ていこう。
用いたのは、守備全般での貢献を示す「UZR(Ultimate Zone Rating)」。リーグにおける同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べて、守備でどれだけの失点を防いだかを表す。検証には、セイバーメトリクスの指標を用いて分析などを行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータを参照した。
○ヤクルト
昨季日本一に輝いたヤクルトだが、見てみると決して守備の優れたチームではない。チーム全体のUZRは-22.7。ただ、それでもリーグでは3位だ。ポジションで見ると、サンタナの右翼が-16.3とリーグワースト。塩見が主に守る中堅も-9.0とリーグ最低だ。プラス指標なのは山田の二塁と青木の左翼だけ。守備を改善できれば、リーグ連覇に近づけるか。