エンゼルスの開幕スタメンどうなる? トラウトは9年ぶりに定位置譲る可能性も
今季こそPO進出を…ジ・アスレチックが現時点での開幕ロースターを予想
大谷翔平投手の所属するエンゼルスは、今季こそプレーオフ進出が求められる。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」では、現時点での開幕ロースターを予想。昨季を故障でほぼ棒に振った主砲マイク・トラウトの起用がひとつのカギになってきそうだ。
ようやく“トラウタニ”が揃う。歴史的な2021年を駆け抜けた二刀流と世界最高打者。同メディアも「最盛期を迎えるこの両選手を擁しながら、プレーオフ進出を逃すことへの言い訳はできない」と言い切る。ロックアウト明けに様々な去就が動く可能性はあるが、あくまで現時点で考えられる陣容を組んでいる。
内野陣では、三塁にアンソニー・レンドン、一塁にジャレド・ウォルシュは確定。遊撃の候補として挙がるルイス・レンヒーフォの状況次第では、本来二塁のデビッド・フレッチャーが遊撃に回る可能性にも触れながら「レンヒーフォが大きなカギを握る」と指摘した。
最も頭を悩ませそうなのが、外野陣。2021年シーズン序盤にふくらはぎを痛めたトラウトにとっては復帰シーズンになる。そのほか、特徴的な髭でも話題になった若手のブランドン・マーシュら候補は4人いる現状を指し、「疑問なのは、誰が先発で出場し、誰が中堅手の先発を務めるかということだ」と述べた。
本来、中堅はトラウトの定位置。しかし故障明けで無理をさせたくない側面もある。同メディアも「ポテンシャルを存分に発揮できるかを見極めるために、若くて発展途上の外野手たちをエンゼルスは起用するかもしれない」と指摘。昨季メジャーデビューを飾ったマーシュについても「実に守備力に長けている」と評価した。
もしトラウトが中堅以外で出場することになれば、2013年以来9年ぶりとなる。大谷ら投手陣を支える野手のラインナップはどうなるのか。早くも注目が高まっている。
(Full-Count編集部)