通算500発以上でも3人が「無冠」… “意外”とHR王に輝いていない選手たち
首位打者7度の張本勲は504発も本塁打王はなかった
野球の華であるホームラン。NPB最多の868本塁打を放った王貞治は13年連続を含め、本塁打王に通算15度輝いた。現役最多442発の西武・中村剛也は6度タイトルを手にしている。一方で、多くの本塁打をマークしながら本塁打王に縁がなかった選手もいる。ここでは通算300本塁打以上で本塁打王を獲得できなかった選手を紹介する。(敬称略)
NPBで300本塁打以上放っているのは計44選手。その内約1/3に当たる15選手が本塁打王を手にしていない。歴代5位の525本塁打を記録した清原和博は打率、本塁打、打点の主要3部門のタイトルを手にすることはなかった。キャリアハイの37本塁打を放った1990年は、僚友のデストラーデ(42本塁打)が本塁打王に。31本だった1996年はオリックスのニールに1本差で涙を飲んだ。
NPB最多の3085安打をマークした張本勲は、本塁打も歴代7位タイの504本塁打。首位打者には7度輝いたが、本塁打王はなかった。同じく通算504本塁打の衣笠祥雄も本塁打王を手にしていない。
通算476本塁打の金本知憲も本塁打王は獲得できず。自己最多の40本塁打を放った2005年は、タイトルを手にした広島・新井貴浩と3本差だった。巨人では406本塁打の阿部慎之助、382発の原辰徳、321発の高橋由伸はいずれも本塁打王になっていない。一方、332発の松井秀喜は3度キングに輝いている。
ちなみに昨季タイトルを手にした巨人・岡本和真は通算135発、ヤクルト・村上宗隆は同104発、オリックス・杉本裕太郎は同41発。今後どこまで本塁打を積み上げていくだろうか。