元阪神ロサリオ、元広島バティスタ…NPB経た“大砲”が台湾プロ入りする理由
大物の戦力外も…通算本塁打キングやGG賞9度の名手が自由契約に
日本と変わらぬ、戦力外の悲喜こもごもが台湾にもある。12月21日に各チーム上限60人の契約保留者名簿が発表され、5チームで計47人の選手が漏れた。日本ハムが西川遥輝や大田泰示に新契約を提示せず自由契約としたように、台湾でも今オフは大物の名前が並んだ。
中信が歴代1位の通算289本塁打を放った林智勝、ゴールデングラブ賞を歴代最多の9度受賞している王勝偉を名簿から外したほか、富邦も元ドジャースの胡金龍を外した。日本球界経験者では、元ソフトバンクの陽耀勲(楽天)、元巨人の林イー豪(富邦)、四国アイランドリーグplusでプレーした黄紹熙(統一)や羅國華(富邦)らも外れ、自由契約となった。
このうち、王勝偉と陽耀勲は富邦が、胡金龍は右の強打者を欠く統一が獲得し現役続行が決まった。史上初の通算300本塁打もかかる林智勝の行先に注目が集まっている。
さらに、4選手がFA宣言。シーズン中に先発に転向、健在ぶりを示した陳鴻文(富邦)、歴代3位の通算118セーブを挙げている陳禹勳(楽天)、昨季カムバック賞の官大元(中信)、歴代3位の通算1828安打している林益全(富邦)と実績ある名前が並ぶものの、楽天を除く4球団はFA選手の獲得意欲は低いと報じられている。
(「パ・リーグ インサイト」駒田英)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)