通算354勝クレメンス氏「10年前に殿堂入りは忘れた」 資格最終年で落選も淡々
クレメンス氏は今年が10年目のラストイヤーも得票率65.2%(257票)で殿堂入りを逃す
ヤンキースなどで活躍し通算354勝のロジャー・クレメンス氏が25日(日本時間26日)、自身のツイッターを更新。この日は米国野球殿堂入りが発表され、最終年で“落選”となったが「私は殿堂入りのために野球をしていた訳ではありません」とコメントした。
殿堂入りは現役引退から5年経った選手が候補となり最大10年間リストに残る。全米野球記者協会(BBWAA)に所属し、資格を持った記者による投票で75%以上の票を得た候補が殿堂入りを果たすが、今年が10年目のラストイヤーだったクレメンス氏は得票率65.2%(257票)で落選となっていた。
自身のツイッターでは「今年もこの季節が来たので皆さんに挨拶をしておきます」とし、「私たち家族は、10年前に野球殿堂入りのことを忘れました。私は殿堂入りのために野球をしていた訳でありません。家族のためにプレーしたのです」とキッパリ。
これまで支えてくれた家族、ファンに感謝しているようで「みんながこの件を終わりにし、人生で本当に大切なことに目を向け、前を向いていけることを願っています。愛をこめて!」と綴っていた。
クレメンス氏はこれで資格喪失となったが、今後はベテランズ委員会による殿堂入り投票に回ることになりそうだ。
(Full-Count編集部)