新庄監督がサプライズの花火ショー 2200発に「涙腺ヤバい」…選手も宿舎で鑑賞
コロナ禍を吹き飛ばすべく、タピックスタジアム名護で花火大会
日本ハムの“ビッグボス”新庄剛志監督が31日、コロナ禍に覆われた世の中に特大のサプライズプレゼントを贈った。キャンプインを翌日に控えた、沖縄県名護市のタピックスタジアム名護で夕刻に「キャンプイン前夜花火ショー」を主催。約15分間、約2200発の打ち上げ花火で世の中を元気づけた。
新庄監督は「未だに『新型コロナウイルス』が猛威をふるい、選手やスタッフで療養している仲間もいますが、いよいよ名護と国頭の地で新生ファイターズが始動します。2月の1か月間、無事に選手、スタッフ、そして取材に来てくれているマスコミの皆さんが過ごせるように! さらに今、感染症の被害にあわれている方々や治療に当たっている医療従事者の方々へ、励ましと感謝の意味も含めて花火を打ち上げたいと思います」とコメントを発表した。
新庄監督は球場を訪れ、、一塁側スタンドから花火を見上げた。さらに球場のアナウンスを使って「部屋の電気をつけて、カーテンを開けて。ビッグボスの命令です」と選手にも見るように指示。日本ハムナインはウイルス感染予防のため、宿舎の自室から光景を目に焼き付けた。
「きょうは国頭にいるチームの仲間たちはスケジュール上、参加できませんが、名護にいるみんなだけじゃなく、各地でキャンプを張るプロ野球チーム、さらには日本中のすべての人に『思い』が届けばいいなと思います」
いよいよ、監督として迎える初の春季キャンプ。横一線の競争を強調し、能力を秘めた選手を自身の目で発掘するつもりでいる。
「もう感動して、言葉がないっす。名護の皆さんありがとうございます。感動しかないです。俺監督として戻ってこられたんだと思ったら胸が熱くなって、涙腺がヤバくなりました……」
暗闇の球場に向かって、マイクで絶叫したビッグボス。低迷にあえぐ古巣を、そして日本球界を変えてみせる。