コンビ組んだ投手たちが次々とプロへ 送り出してきた捕手が語る“共通点”とは?

オリ福田とは社会人日本代表で一緒にプレー「自分のスタイルを変えない強さ」

 野手にも同じことが言える。2017年のアジア野球選手権で、社会人日本代表のチームメートとして戦った福田も、自分の長所を生かし、求められていることができる選手だという。

「自分の信じたものを貫いていかないと、167センチという小柄な身体で活躍できないと思います。周りにはホームランバッターがたくさんいる中で『自分はそうじゃない』と出塁率にフォーカスして活路を見出している。日本代表でも、どんな状況でもぶれなかった。緊迫した場面でもそれを力にして、自分のスタイルを変えない。そういう強さがありました」

 それまで内野を守っていたが、2021年シーズンは中堅を志願。レギュラーを勝ち取り、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した。2017年の都市対抗では、所属していたNTT東日本を優勝に導き、最優秀選手賞にあたる橋戸賞を受賞しており、コンバートには驚いたという。

「社会人でナンバーワンショートになったのに外野に挑戦するというのは、なかなかできることではないと思います。自分の出場機会を求めて層の薄いところに行って結果を出す。チームの求めていることに答えられる。社会人の時から、野球エリートなのに誰が相手でもガッツを出して、泥臭い選手でした」

 ヤクルトに入団した柴田は入社当時、直球は優れていたもののコントロールが荒れていたという。その後、制球を安定させるフォームを身に着け、プロの舞台を勝ち取った。武器である直球に更に磨きをかけ、プロで活躍することができるか。かつての女房役は、今後の成長を楽しみにしている。

(篠崎有理枝 / Yurie Shinozaki)

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